コミュニケーションを大切にするクリニック
患者さんの声を聞く診療
患者さん一人ひとりとの関係を大切に
私が医師として最も大切にしているのは、患者さんとの人間関係です。単に病気を診るだけでなく、患者さんが納得し安心できるような対応を心がけています。患者さんによって病気の捉え方は異なりますので、検査や治療に関しても臨機応変に対応しています。患者さんが不安なまま治療を進めて病気を治すだけでは意味がないと考え、効率や結果だけでなく、患者さんに安心感を提供する医療を目指しています。また、医師として構えるのではなく、対等な立場で患者さんと接することも大切にしています。時に患者さんからも多くを学びながら、一人ひとりを大切に診ていきます。
不安を取り除くコミュニケーション
診察の際には、お子様がある程度の年齢に達していれば、親御さんだけでなく本人にも直接お話することになります。その際には、お子様本人とその親御さんの両方に目を向けながら話すことを大切にしています。多くの患者さんを診るため、一度の診察は限られた時間の中で行わなければなりませんが、短い時間でもできる限り安心してもらえるように努めています。表情を見て、声のトーンを聞いて、納得しているか、不安を感じていないか、患者さんやご家族の言いたいことが全て言えているかを確認しながらコミュニケーションを取ります。言葉以外の部分からも患者さんの気持ちを感じ取ることは大切で、特に小児科医としては、まだ赤ちゃんが言葉で訴えることができない痛みや苦しみを感じ取って理解することも心がけています。
チームで作り上げる、安心できる医療の場
日々の意思疎通がミスを防ぐ
チーム全体として良いクリニックを作っていくためには、スタッフ同士の意思疎通の機会をしっかりと設け、目指す方向性を一致させることが大切だと考えています。単に仕事をこなすだけではなく、ふとした瞬間のミスを防ぐためには日々のコミュニケーションが大切で、院長として自分の考えを伝えた上で、スタッフの考えも確認するようにしています。日頃から、「このような状況ではこのように対応する」といった指針を伝え、主体的に動ける組織作りに努めています。スタッフから「どうすればいいか」と相談された際には、「患者さんはこう思っているから、このように対応してあげる」という意図を伝え、スタッフが迅速に動けるようサポートしています。
「ここに来たら安心」なクリニックを目指して
私の目標は、患者さんにとって来やすく、「ここに来たら安心」と思っていただけるクリニックを作ることです。父が築き上げた医療の質を落とさず、そのレベルを維持すること、そして可能な限りさらに高いレベルを目指したいと思っています。よりアクセスしやすく、患者さんが心から安心できるような環境を提供したいです。妻が考えてくれている子育てや子供たちへのサポートも含め、様々な取り組みを通じて、20条小児科内科クリニックが、地域に根ざした信頼される医療の場となるよう、これからも心を込めた診療を続けていきます。