お知らせ

一人ひとりが安心できる診療を。院長が目指すクリニックの姿

院長インタビュー

先代院長の精神を引き継ぐ、患者さんに寄り添う医療

クリニックを築き上げてきた先代院長の人柄

地域の人に信頼されていた父の仕事姿

幼い頃から、地域の方に信頼される小児科医だった父の姿を見て育ちました。自分の方針にこだわって患者さんを診る医師も多い中で、父は患者さんの要求にできる限り応えようとし、必要に応じて患者さんの希望に沿った治療を行っていました。患者さんとそのご家族の気持ちに寄り添うことを大切にしていました。「困ったことがあれば行く場所」として頼られ、他の場所で診療ができなかった方も足を運びに来るような、患者さんの尽きないクリニックだったと聞いています。

父から教わった、人として大切なこと

父は厳格な人でしたが、細かいことを厳しく言うというよりも、人として大切にしなければならないことについてよく教えられてきました。頼られると応えたくなる性格の父は、損得感情や社会的な価値観に縛られることなく、どんな人でも困っていれば助ける人でした。家で父は、ヒッチハイカーを泊めたり、知人を招待してパーティーを開いたりしていたこともあり、いつも見返りを求めることなく人を大切にしている姿を見てきました。

受け継がれた地域医療への思い

父と同じ、医師として目指す姿勢

特別父の仕事を継ごうと思っていたわけではないのですが、父が十勝で地域の方から頼られている仕事姿を見て育ってきて、自然と自分も小児科医になる道を選んだのかもしれません。医師として私が目指している、できる限り患者さんの要望を聞いて叶えてあげたいという姿勢も、これも意識して継ごうと思っていたわけではないのですが、やはり自然と父と同じものを目指していました。

東京から十勝へ、大きな移住の決断

これまで私は東京にクリニックを構えていて、妻の実家がある静岡に永住するつもりでしたが、父が逝去し、父のクリニックを継承するかどうか選択をすることとなりました。十勝で父が行ってきた医療を提供し続けたい思いや、このままでは広い実家に母一人を残してしまうこともあり、クリニックと家族の両方を守るためには自分が動かなければならないと考えました。子供の受験や転校、妻の実家から離れてしまうことなど、いくつかの事情もありましたが、妻が快く後押ししてくれたこともあり、移住を決断しました。父がこれまで大切にしてきた、患者さんに安心してもらえる医療を受け継ぎ、地域への貢献を目指していきます。